みなさんこんにちは。
ツチクラ住建の土倉進太郎です。
タイトルを見てびっくりされた方もいらっしゃると思いますが、実は私はツチクラ住建に入るまでは高校で数学の教員を務めていました。
そのことを書くと長くなりますので、私がどうしてツチクラ住建に入社したかはこちらの動画をご覧ください。
さて、今日はブログのネタ探しのために飯綱町のHPを探していたら偶然見つけた資料について解説します。
その名も「飯綱町教育大綱」

何かの法律が書いてあるかと思って中身を見てみるとそこには飯綱町の教育の方針が書かれていました。
近年飯綱町はフリースクールや自然環境を活かした里山での保育などの特色ある教育をする教育機関が増加しており、全国各地から多くの人が教育移住をしております。
飯綱町の移住サイトにあるこちらの記事を読んでみるとイメージが湧くかもしれません。
https://www.town.iizuna.nagano.jp/ijuportal/read/6056.html
私からすると、飯綱町の教育といっても、さまざまな教育を行っている教育機関が乱立しているため、飯綱町としての教育の方針が教育大綱という形で決定されていることに驚きました。
そこで、今日はせっかく見つけた教育大綱を元教員のわずかな経験を活かして読み解き、教育移住を考える子育て世代のご家庭が移住を検討する上での指標となるようご説明します。
上記に当てはまる方はこの記事を読むことで、飯綱町の教育がどのような考え方で行われ、どこに向かっていくのかがわかります。

飯綱町の教育大綱は、町の最上位の計画である「第2次飯綱町総合計画」に基づき、町が教育行政を推進する上での最上位の指針として策定されています。
この計画書において、教育の基本理念は以下のように定義されています。
「ふるさとを愛し、自ら学び、夢に向かってたくましく生きる 飯綱っ子の育成」
(第2期 飯綱町教育振興基本計画より引用)
飯綱町が目指すのは、町民一人ひとりが輝き、充実した人生を送れる社会です。その実現のために、教育を通じた「人づくり」を政策の最優先事項としています。
「まちづくりは人づくり、人づくりはまちづくり」という言葉が示す通り、優れた教育環境が優れた人を育て、その人々がさらに魅力的な町を創り上げていく。この循環を途切れさせないよう、子供から高齢者まで、あらゆる世代が学びを通して成長し続けられる環境づくりを町全体で推進しています。この基本理念である、飯綱っ子の育成のために飯綱町教育大綱では3つの方針を掲げています
飯綱町は、子どもたちが地域の中で健やかに成長し、将来にわたって主体的に生きていくために、以下の2つの環境整備を重要視しています。
学校での教科学習によって得た知識を、実体験を通して活用できる「知恵」へと昇華させることを目指しています。
郷土愛の醸成:地域の資源に触れることで、町に対する誇りと愛着を育みます。
子どもの家庭環境や経済状況に関わらず、すべての子どもが平等かつ安心して学べる体制を整えています。
公平な教育機会の提供:経済的な状況等に左右されることなく学業に専念できるよう、学習・生活環境の整備と必要な支援を徹底します。
精神的なサポートの充実:子どもたちの心のケアを重視し、明るく充実した学校生活を送れるよう、きめ細かな支援体制を構築します。
飯綱町は人口1万人の小さな町であり、いまだに進学や就職を機に町を出て行ってしまう人が多いです。しかし、飯綱町には豊かな自然やさまざまな歴史、文化があり、それらは子どもの教育にとってプラスになるものばかりです。それを守り育てていくためには、まずそこに住む人々がふるさとに誇りを持つ必要があるのではないでしょうか。
飯綱町は、学校教育のみならず、町民一人ひとりが生涯を通じて心身ともに豊かに暮らすための環境づくりを重視しています。主な取り組みは以下の3点です。
健康寿命の延伸や多世代交流を目的として、スポーツを身近にする活動を支援しています。
機会の創出:町民参加型のイベントを企画し、運動や健康づくりを始めるきっかけを作ります。
活動支援:地域のスポーツ団体の活動をサポートし、誰もが気軽にスポーツに親しめる体制を整えます。
飯綱町特有の歴史や伝統を、地域の誇りとして守り育てます。
学びの場の提供:自然、歴史、産業など、町の成り立ちを学ぶ機会を作ることで、郷土への愛着を深めます。
文化財の保護:町に伝わる有形・無形の文化財を適切に保存し、次世代へ確実に継承していきます。
町民の感性を育み、心の豊かさを高めるための創造的な活動を支えます。
活動の活性化:地域の文化芸術団体が企画するイベントや創作活動を支援します。
推進体制の構築:町民が多様な文化芸術に触れ、主体的に活動できる環境を整えます。
飯綱町では町民運動会や、元旦マラソンなどさまざまなスポーツのイベントが開催されています。
その一つ一つの規模は決して大きくないですが、どれも伝統のあるものばかりです。文化財の保護に関しては町民会館近くの歴史ふれあい館が重役を担っています。
昨年弊社の方でリノベーションをさせていただき、館内が大きくリニューアルされました。ぜひ一度行ってみてください。
https://1127.info/sightseeing/162/
飯綱町は、教育を「子どもだけのもの」とせず、町民一人ひとりが生涯を通じて成長し、その成果を地域に活かせる循環を目指しています。
幼少期から高齢者に至るまで、全ての世代が学び続けられる体制を整えます。
成長と還元の循環:自らが成長するだけでなく、学んだ知識や経験を地域社会に役立てる(還元する)機会を提供します。
社会教育団体の支援:地域で主体的に学びを深めようとする団体や活動に対し、情報の提供や支援を積極的に行います。
町民が多様な学習に触れるための「場所」の確保を保証します。
施設の充実:町の公共施設や地域のコミュニティ拠点を整備し、誰もが気軽に、かつ安全に学べる環境を維持・推進します。
実際に現在町民会館は図書館のリニューアル工事の真っ最中です。
歴史ふれあい館でも歴史に関する講座が開かれるなど、どの世代でも学べる環境が整っているのが飯綱町です。
飯綱町教育大綱では飯綱町の豊富な資源を活かした教育を方向づけています。
もちろん、他の自治体でも明確な方針のもと、教育活動が進められているはずです。
そこで、特に子育て世代の方にご理解いただきたいのは、自身の教育に対する考え方と飯綱町の方針が合っているかをきちんと考えて欲しいということです。
飯綱町教育大綱にはわかりやすい言葉で図を交えて飯綱町の教育方針の説明がされています。ぜひ一度読んでみてください。
また、教育については執筆していく予定なので楽しみにしていてください。