2024.03.08
2/23~3/3の間、地元で完成見学会を行いました。
来場いただいた方は「快適な家」の答え見つかりましたでしょうか?
見学会にご協力頂きましたお施主様には感謝感謝です。
先日無事お引渡しもさせて頂き、これから快適な生活を送られることと思います!
さて、見学会させて頂いたお宅も「UA値=0.42W/(㎡・K)」と載せさせていただきました。
弊社の施工事例でもUA値を載せていますが…果たして UA値が低い = 高性能な家 = 快適な家 でしょうか?
(UA値って何ぞやという方は検索してみてください。分かりやすく解説しているページがたくさん出てきますので)
2025年から省エネ基準適合義務化が始まることから、性能を更に上げていかないといけないね…という話題が社内でも頻繁に議論されております。
https://www.mlit.go.jp/report/press/content/001519931.pdf (出典:国土交通省HP)
弊社では新築全棟長期優良住宅の認定基準をクリアさせているため、UA値はかなり前から計算していますが…
性能を売りとしている弊社でも、この値が一番上の基準(断熱等級7)をクリアしているかと言われると全く届いていません。。
(飯綱町は3地域という地域に分類され、断熱等級7の基準は UA値=0.20W/(㎡・K))
参考:https://www.ykkap.co.jp/consumer/satellite/products/articles/shoene-joitokyu/ (出典:YKKapHP)
だからと言って家の中が寒いかと言われるとそんなことは無いと思います。
見学会で体感頂いた方はわかるかと思いますが、十分快適に過ごせる環境になっていませんでしたでしょうか?
面白いデータを見つけました。
1,2地域と更に北の地域のデータではありますが、UA値が低いにもかかわらず不快感を感じているという物。
(出典:経済産業省 自然エネルギー庁)
何が言いたいかというと…
「UA値(断熱性能)だけを良くしても快適にはならない」という事実をもう少し世間的に認知されてほしいなぁというのが個人的な考えです。
どうしても国の思惑としては脱炭素・省エネという部分にフォーカスして基準を制定しているため、その家に住む人が快適かどうかなんて知ったこっちゃないんでしょう。
でもそういった基準が出来たものだから UA値が低い = 高性能な住宅 = 快適な家 と捉えられてしまっている気がしてならないのです。
アンケートの中にはこんなデータもありました。
(出典:経済産業省 自然エネルギー庁)
紫が基準で緑が設計値、オレンジが実績値です。
確かにUA値が低い方が削減「率」は大きくなっていますが、実際に使っているエネルギー量って大差無いですよね。
使うエネルギーも大差なくて、快適性も良くならないのであればコストをかけて断熱等級を上げる意味って何?と思ってしまいますよね…。
間違いなく、ある程度断熱性能を上げる必要はありますが、ある所を超えるとあまり意味が無いと私は思っています。
数値に踊らされることとなく、実際に体感して家の性能を判断していただく必要があるため、私たちは見学会に来てほしいのです。。
4月頭にはまた見学会予定しておりますので、是非体感しに来てくださいm(__)m
家の快適さには「温度」だけでなく「湿度」「気流」「空気のキレイさ」が関係すると言われています。
それらのバランスを保つことがとても大事です。
そのバランスを上手く保てているのが「ファースの家」です。完ぺきとは言いませんがよく考えられた工法だと思います。
興味のある方はその仕組みを覗いてみてください!【https://www.fas-21.com/】
ってファースの家に住んだことのない私なので説得力に欠けますが(笑)
ozaki