飯綱町移住のあれこれ

住む前に関わってみる|飯綱町の地域おこし協力隊に学ぶ「移住の入口」

2026.10.29

この記事は2026年10月19日時点の情報です。(出典:広報いいづな通信 2026年10月号 p22「地域おこし協力隊 ただいま活動中」)

こんにちは。ツチクラ住建の土倉です。

広報いいづな通信10月号の「地域おこし協力隊 ただいま活動中」で、協力隊の山口翔太さんの活動が紹介されていました。読んでいて、移住を考えている方に「住む前に町と関われる入口」として紹介したくなったので、今回取り上げます。

なお、私は山口さんに取材はしていません。この記事は、広報で紹介されていた内容の範囲でまとめています。

先に結論

  • 山口さんの担当は「都市部との農村交流」。りんご学校の事務局、農村民泊のサポート、生産者支援プロジェクトの3つが紹介されています。
  • 中でも「りんご学校」は、都市部から通いながら、通年でりんご栽培を学べる体験プログラムです。
  • いきなり家を買うより、まず関わりながら町を知る。そのほうが、住まい選びで失敗しにくいと私は考えています。

📌 山口翔太さんってどんな人?

広報に載っていたプロフィールを表にまとめました。

項目 内容
着任日 2025年4月1日
出身地 山梨県甲府市
ニックネーム 山ちゃん
趣味 料理、テニス
好きなりんごの品種 秋映、ぐんま名月
担当 都市部との農村交流に関する業務

前職は、大型ショッピングセンターに入っているブランドショップでの接客・販売。インポート雑貨や貴金属を扱っていたそうです。紹介文では、ご自身の今の活動を「人生の方向転換」と表現されていました。

好きな品種に秋映とぐんま名月を挙げているあたり、りんごの町の協力隊らしいなと思いました。

「飯綱町のりんご図鑑」の車体に並ぶりんごの品種
町のイベントに来ていた「飯綱町のりんご図鑑」号。町で育つ品種がずらりと並びます(2026年10月撮影)

🍎 担当している3つの活動

① りんご学校の事務局

りんご学校は、都市部のりんご好きの方を招いて、1年を通してりんご栽培を学んでもらう農業体験プログラムです。山口さんはその事務局を担当しています。

参加者と交流しながら、山口さん自身もりんごの木を1本育てているそうです。その様子は「山ちゃん通信」という記事にまとめて発信していて、広報にはQRコードも載っていました。

② 農村民泊のサポート

都市部と農村の交流を目的とした取り組みの一つとして、農村民泊のサポートスタッフも務めています。

飯綱町について事前に学んできた中学生・高校生を受け入れ、町民との交流や農業体験を通して、町への関心や理解を深めてもらうプログラムです。毎回、地域の課題をテーマに意見交換会もあるそうで、学生のアイデアに山口さん自身も刺激を受けていると書かれていました。

③ 生産者支援プロジェクト

前職の経験を活かして、規格外りんごの販路を開いたり、ジュースに加工して製造したりと、生産者のこだわりをそのまま町の外に届ける活動を支えています。

販売の仕事をしてきた人が、りんごの「売り方」の側から農業に関わる。協力隊の関わり方は、農作業だけではないということがよくわかります。

🚶 「住む前に、関わってみる」という考え方

山口さんの活動を読んで私が感じたのは、町との関わり方には段階があるということです。

  • まずは、りんご学校のような体験プログラムに通いで参加してみる
  • 何度か来るうちに、知り合いや「行きつけ」ができる
  • 町の良いところも不便なところも、自分の目で見えてくる
  • そのうえで、住むかどうか、どこに住むかを決める

正直に言うと、移住はいきなり家を買うと後戻りが難しくなります。いったん町の近くや賃貸に住んでから、本格的に家を探す「二段階移住」という考え方もあります。どちらにしても、先に関わっておくほど判断材料は増えます。

りんご学校や農村民泊の募集時期・参加条件・費用は、広報には書かれていません。参加を考えている方は、役場に確認してください。

町内で行われるイベントも、関わる入口になります。いいづなコネクトの10月の記事や11月のイベント情報もあわせてどうぞ。

🏡 不動産屋として、ひとこと

通いで関わる期間は、家選びの下見期間でもあります。せっかく町に来るなら、次の3つを意識して見ておいてください。

地区ごとの雰囲気

同じ町内でも、地区によって家の建ち方や近所付き合いの雰囲気は変わります。体験の行き帰りに、気になる地区を車で少し回ってみるだけでも違います。

冬の様子

夏や秋だけ見て決めるのは、おすすめしません。雪の量、除雪の入り方、日当たりの良し悪しは、冬に来て初めてわかることが多いのが現実です。通年で関われるプログラムなら、冬の町も見られます。

通勤・通学の時間

勤め先や学校までの時間は、地図アプリの数字と実際とでずれることがあります。朝の時間帯や雪の日に実際に走ってみると、住む場所の候補がぐっと絞れます。

私は移住相談で、物件の悪い点も正直にお伝えするようにしています。ただ、ご自身の目で見た情報に勝るものはありません。関わりながら集めた情報があると、家選びの相談もずっと具体的になります。

当社でも、土地を探している方を私が車で町内にご案内したのをきっかけに、移住を考えている方向けに町を回るツアーのような案内をしています。住む前に一度、町の中を一緒に回ってみるのもおすすめです。

📝 まとめ

・協力隊の山口翔太さんは、2025年4月に着任。都市部との農村交流を担当しています。

・りんご学校の事務局、農村民泊のサポート、規格外りんごの販路開拓やジュース加工などに関わっています。

・住む前に関わってみると、町の良いところも不便なところも自分の目で確かめられます。

・通う期間に、地区の雰囲気・冬の様子・通勤時間を見ておくと、家選びで失敗しにくくなります。

家を買うのは、町を知ってからでも遅くありません。まずは気軽に関わるところから始めてみてください。

りんご学校や農村民泊など、協力隊の活動についての詳しいことは役場へ(飯綱町公式サイト)。住まい探しと一緒に考えたい方は、私までどうぞ。

※制度・日程は変わることがあります。必ず役場・各主催者にご確認ください。

このブログは毎週月・火・木・金の朝7時に更新しています。

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