2026.09.24
こんにちは。ツチクラ住建の土倉です。
正直に言います。今回は、移住を考えている方がまず読まない書類の話です。
9月25日から、飯綱町を含む長野圏域の都市計画の変更原案が閲覧できるようになりました。期限は10月23日まで。役場の広報にも小さく載っていましたが、読み飛ばした方がほとんどだと思います。
でも、飯綱町で土地や家を買おうとしている方には、10年単位で効いてくる話です。不動産屋として、今回はここを書かずにいられませんでした。

ここが意外と知られていません。一言でいうと、飯綱町は長野市とルールの作りがまったく違います。
| 項目 | 飯綱町(飯綱都市計画区域) |
|---|---|
| 市街化区域・調整区域の線引き | ありません(区域区分を定めない) |
| 用途地域(第一種低層住居専用地域など) | 指定されていません |
| 代わりに何があるか | 町を「市街地地域」「里山・田園地域」「山ろく地域」に分け、建ぺい率・容積率・高さの制限をかける |
| 三水地区 | 平成28年1月18日から都市計画区域に入った |
出典:長野県長野建設事務所「飯綱都市計画区域マスタープラン」/飯綱町「三水地区への都市計画制度導入」
マスタープランには、地域ごとの方向がこう書かれています。
つまり、あなたが見ている土地がどの地域に入っているかで、建てられる家の大きさが変わります。今回の見直しは、この線引きや方向が変わる可能性がある、ということです。
今の飯綱町のマスタープランが置いていた人口の見通しは、平成32年(2020年)でおおむね10.5千人でした。
いまの人口は10,065人(令和8年7月31日現在、いいづな通信9月号)。目標年とされた年はもう6年前に過ぎ、人口はその見通しの数字も下回りました。
人口が減る前提で町の使い方を決め直す。見直しが必要なのは当然で、だからこそ何が書き換わるのかを見ておく価値があります。
【確認中】今回の原案で、飯綱町の何が変わるのか
2026年9月24日時点で、原案の中身は県・町のホームページに公表されていません。閲覧場所も含め、確認でき次第この記事に追記します。推測では書きません。
参考までに、前回(2015年)の同じ手続きでは、県の都市・まちづくり課、長野建設事務所 計画調査課、役場(牟礼・三水)で閲覧できました。
都市計画は、ある日突然決まるわけではありません。今回は一番最初の段階です。

意見を言えるタイミングは、公聴会と縦覧の2回あります。正直に言うと、役場で紙を読むだけの、退屈で難しい作業です。でも、後から「知らなかった」と言っても変わりません。
今回いちばん伝えたいのは、見直しそのものより三水地区の家の話です。
三水地区は平成28年1月18日に都市計画区域に入りました。そこから次のルールがかかっています。
裏を返すと、それより前に建った三水地区の家は、このルールの外で建っています。古い家を買って「いずれ建て替えよう」と考えている方は、ここを必ず確認してください。道路に2m接していなければ、同じ場所に新しく建てられないことがあります。
内覧のときに私が見るのは3つです。
これは空き家バンクの物件でも、町有地の入札でも同じです。価格が安い理由が、ここに隠れていることがあります。
⚠ 個別の土地がどの地域に入るか、建て替えられるかは、必ず役場 建設水道課 建設係(026-253-4766)で確認してください。原案についての問い合わせは長野建設事務所 計画調査課(026-234-9540)です。
町の10年後を決める書類は、いつも静かに出てきます。住む場所を選ぶなら、その町がどこへ向かおうとしているのかも、一緒に見てもらえたらうれしいです。
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※日程・内容は必ず長野県・飯綱町の発表をご確認ください。※個別の法律判断は専門家にご相談ください。
出典:いいづな通信2026年9月号/長野県長野建設事務所「都市計画区域マスタープラン」/飯綱町「三水地区への都市計画制度導入」「都市計画マスタープラン」