2026.08.23
こんにちは。ツチクラ住建の土倉です。
最近インスタグラムを見た皆さんからたくさんの応援の声をいただいています。
私も自分で動画を確認するのですが、自分の顔のあまりの大きさに毎回びっくりしています。
↓約7年前

↓1ヶ月前(物件の写真を撮ろうと思ったら急にインカメになり撮影した写真)

このままでは、インスタの動画の再生数が落ちる・・・という危機感から、昔を取り戻そう、土倉進太郎ダイエット企画を近日スタート検討中です。
さて、ここからは本題です。
いつもブログを見ていただいた皆さんから感想をいただいております。
「数字で見る飯綱町のこれから」の前編・後編を読んでくださった方から、こんな声をいただきました。
まったくその通りです。そして、それがなかなかできていないのが現実です。今日は人口問題の続編として、「空き家はあるのに、移住者に届かない」という飯綱町(に限らず地方全部)の構造的な問題を、正直に書きます。

移住相談で一番多いお悩みは、実は「物件が見つからない」です。空き家バンクやポータルサイトを見ても数件しか載っていない。「飯綱町って空き家ないんですか?」と聞かれます。
空き家はとてつもなくたくさんあります。一度来てみて歩けば分かります。でも、問題なのは「買える・借りられる状態で市場に出ている空き家」はごくわずかなんです。
空き家が市場に出てこない理由は、所有者の勝手な思い込みが原因なことが多いです。現場で見てきた理由を、多い順に挙げます。
① 荷物と仏壇が残っている
前回の記事でも書きましたが、これが本当に第1位。「片付けたら考える」と言っているうちに数年経ちます。
② 相続・名義が整理されていない
名義が亡くなった方のままでは売ることも貸すこともできません。相続人が増えるほど話はまとまらなくなります。
③ 盆と正月だけ使う
「完全な空き家」ではなく「年に数回帰る家」。手放す決心がつかないまま、家は確実に傷んでいきます。
④ 貸すこと・売ることへの抵抗感
「よそ様に家を触られたくない」「安く売るくらいなら置いておく」。お気持ちは分かります。ただ、家は住まないと傷むスピードが一気に上がります。置いておくことは、実は「何もしない」ではなく「価値が減るのを選んでいる」ことなんです。
⑤ 価格観のズレ
建てた時の思い入れと、市場の評価には差があります。ここを埋めるのが我々の仕事ですが、最初の一歩で折り合わず止まるケースは少なくありません。
6月の町議会では、飯綱町空家等対策条例に基づく対応が取り上げられ、町は「所有者への是正依頼を基本としつつ、危険な箇所については町が最小限の措置を講じる準備を進めている」と答弁しました。管理不全の空き家に、行政としても一歩踏み込む姿勢です。といっても、行政が具体的な動きをするのはまだまだ先だとは思いますが・・・
また、議会だよりの「私の提案」欄には、空き家を活用した学校誘致で若者や子育て世帯を呼び込もう、という町民の方の提案も載っていました。空き家を「問題」ではなく「資源」として見る空気は、町内でも確実に育ってきていると感じます。
農地についても、農業委員会が「飯綱町農地マッチング支援事業」として、売りたい・貸したい農地を全国の農地情報サイト(eMAFF農地ナビ)に登録する取組を進めています。
条例も制度も、所有者が動き出すきっかけにはなりますが、代わりに決めてはくれません。空き家が移住者に届くまでには、
という地味な段取りが必要で、どこか一つでも止まると物件は表に出てきません。ここを一緒に進めるのが、地元の不動産屋の仕事だと思っています。
この辺りの話は、私がこれまでの経験を生かしながら所有者と会話を重ねて進めていっております
空き家・実家を持っている方へ。売ると決めていなくても構いません。「今どういう状態なのか」「動かすなら何が必要か」を把握するだけでも、将来の選択肢は大きく変わります。査定・ご相談は無料です。片付けが大変、水道を直してから売りたい、などの工事が必要な場面でこそツチクラ住建の真価が発揮されます。
移住を考えている方へ。ポータルサイトに出ている物件がすべてではありません。「こういう暮らしがしたい」を先に聞かせてもらえれば、表に出る前の物件や、これから動きそうな物件を頭に置いてお探しできます。地元の不動産屋の一番の価値は、正直ここだと思います。
空き家が「問題」と呼ばれるうちに、一軒でも多く「誰かの新しい家」に変えていきたい。それが、人口の記事の締めに書いた「ツチクラ住建の役割」の具体的な中身です。

空き家・実家のご相談はツチクラ住建へ
売る・貸す・直して使う。飯綱町の工務店・不動産屋として、現状把握から一緒に考えます。査定・ご相談は無料です。