2026.11.04
信濃町特集の3回目は「子育てと学び」です。役場のサイトには、本体とは別に「信濃町子育て支援サイト」があり、妊娠中から高校生まで年齢別・目的別に制度がまとめられています。今回はそのサイトと「広報しなの」から、子育て世帯に関係する制度を拾い出し、子どもの成長の順番に並べてみました。
信濃町の学校は、小学1年生から中学3年生までの9学年が同じ校舎で学ぶ義務教育学校「信濃小中学校」1校です。町は平成24年度から小中一貫教育を進めてきました。
この信濃小中学校の給食費について、町は前期課程(1〜6年生)に続いて、令和8年9月から後期課程(7〜9年生)も無償化しました。国の「重点支援地方創生臨時交付金」を使っています。これで9学年すべての給食費の保護者負担がなくなりました(後期課程の無償化の期間は令和9年3月までと書かれています)。
7〜9年生の給食費 1食あたりの負担(円)
198円
197円
0円
1食395円のうち、町が198円、保護者が197円を負担していた。食材の値上がり分(1食12円)も交付金で補てん。出典:信濃町「9月から義務教育学校の学校給食費を無償化します。」
ちなみに給食費そのものは、物価や米の値上がりを受けて令和7年11月に1食20円上がっていました(1〜3年生350円、4〜6年生365円、7〜9年生395円)。また、保育園の3〜5歳児の給食費は、令和元年10月の保育料無償化のときから町が独自に無償にしています。
| 時期 | 主な支援・サービス |
|---|---|
| 妊娠中 | 母子健康手帳の交付、妊婦健診、ハローベビークラス |
| 出産〜1歳 | すくすく子育て助成金(第1子5万円・第2子7万円・第3子以降10万円)、赤ちゃん訪問、産後ケア(宿泊・通い各7日以内、訪問3日以内を町が補助)、ブックスタート(生後2か月で絵本1冊)、ウッドスタート(町の職人手作りの木のおもちゃ) |
| 0〜就学前 | 木育ルームなかよし(親子の広場)、保育園(3歳以上は保育料・給食費無償)、病児・病後児保育(長野地域の9市町村で相互利用)、ファミリー・サポート・センター |
| 小中学校 | 信濃小中学校(9年一貫)、給食費無償、学級費無償(平成27年度〜、年平均1万円程度だった教材費)、児童クラブ、通学合宿(4・6年生) |
| 高校生 | 鉄道通学定期の3割を補助(新幹線を除く。しなの鉄道・えちごトキめき鉄道・JR・長野電鉄) |
| 大学など | 無利子の奨学金貸付 |
| 就職後(30歳未満) | 奨学金返還支援(町内就業は返還額の1/2・年15万円まで、町外就業は1/3・年10万円まで、最長3年) |
医療費は、0歳から18歳になった年度末までの子どもについて、保険が使える分の自己負担が0円になります(入院時の食事代は半額助成)。受給者証を病院や薬局で見せる仕組みで、県外の医療機関では一度支払ってから払い戻しの申請が必要です。
町内に住んで働く30歳未満の人を対象に、奨学金の返還額の一部を補助する制度があります。日本学生支援機構の奨学金のほか、県や市町村の奨学金なども対象です。町のページには計算例が載っています。
年36万円を返還した場合の補助額(万円)
15万円(上限)
10万円(上限)
令和8年1〜12月の返還分が対象で、申請は令和9年1月1日〜2月末。毎年申請が必要。申請日から3年間、町に住むことの誓約が必要。出典:信濃町「若者の奨学金返還の一部を支援します」
町と長野ろうきんが協力した融資制度もあります。町に1年以上住み、勤続1年以上の方が対象で、教育・車・住まい・生活・福祉の資金を最高200万円・最長10年で借りられます。通常の金利から教育ローンは0.22%、その他は0.02%引き下げると書かれています。住まいの資金には新築・リフォームや宅地購入も含まれます。
町立の野尻・柏原・古間・富士里の4保育園は、平成27年10月に長野県の「信州やまほいく(信州型自然保育)」の認定を受けています。自然や地域の資源を使った外遊びや体験を大切にする保育です。保育園の園児と信濃小中学校の外国語指導助手(ALT)が英語で遊ぶ「わくわくいんぐりっしゅ」という交流も行われてきました。
ブックスタート:生後2か月
ファーストブック:保育園入園
セカンドブック:小中学校入学
サードブック:小中学校卒業
学校には「ラーニングセンター」と呼ばれる図書館があり、町の予算書にもその運営費が毎年載っています。
町のいま:このテーマで議論されていること
子育て・教育は、町の今後を考えるうえで大きなテーマの一つとして取り上げられています。
※町の公式資料と新聞報道をもとに事実を整理したものです。特定の考え方を支持・評価するものではありません。
次回は「住まい」を取り上げます。家探しや土地のこと、子育てに合う住まいのことなど、気になることがあれば下のLINEからお気軽にご相談ください。
出典:信濃町役場ウェブサイト「9月から義務教育学校の学校給食費を無償化します。」「若者の奨学金返還の一部を支援します」「信濃小中学校について」「信濃町保育園統合検討委員会」、信濃町子育て支援サイト「すくすく子育て助成金」「福祉医療費制度」「産後ケア事業」「信濃小中学校の学級費無償化」「鉄道通学定期券購入費補助」「子育て支援資金融資制度」「信州やまほいく認定制度」「本のプレゼント・読書活動推進」「信濃町通学合宿」「令和7年11月からの学校給食費を改定します。」、広報しなの 令和元年9月号・令和7年4月号・令和7年11月号・令和8年4月号。内容は掲載時点のものです。
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