2026.09.13
こんにちは。ツチクラ住建の土倉です。
移住のご相談を受けていると、聞かれないけれど、たぶん気になっているだろうな、と感じる質問があります。
単身で移住を考えている方の、「この町に来て、自分はずっと一人のままなんだろうか」です。
物件の話をしているときに、この話題が出ることはまずありません。仕事の話や、雪の話、車の話は出るのに、ここだけは飛ばされる。でも、移住は生活を丸ごと移す決断です。数年後の自分の暮らしを想像したときに、ここが引っかからないはずがないと思っています。
正直に書きます。人口10,065人の町で、自然に出会うことはあまり起きません。今回は、その前提のうえで町にどんな仕組みがあるのかを紹介します。
飯綱町・信濃町・小川村の3町村合同で、婚活イベントが開かれます。名前は「野草と過ごす、結ぶ出会いの一日 IN IIZUNA」です。
会場になっている3か所は、どれも私が「町を案内するなら、ここ」と思っている場所です。袖之山の古民家カフェ「のらのら」は、金沢工業大学の学生が通ってツリーハウスを建てているような、人が集まる家。いいづなコネクトWESTは旧牟礼西小学校を使った複合施設。サンクゼールは説明が要らないと思います。
婚活イベントとしてだけでなく、町の見どころを半日で回るコースとしてよくできているのが、正直な感想です。
人口1万人の町です。同世代の独身が、職場でも近所でも、そもそも母数として少ない。都市部のように「気づいたら知り合いが増えていた」という現象は、待っていても起きません。
だから、こういうイベントに出るのは妥協ではなく、合理的な行動だと私は思っています。3,000円と土曜1日で、同じ条件で暮らしている同世代と12人分会えるなら、確率としてはかなりいいほうです。
⚠ ただし、期待しすぎないほうがいいこともあります。定員は男女各12名で、多ければ抽選になります。1回で決まるものでもありません。町の側も、この規模のイベントを毎月開けるわけではない。「年に数回ある機会を逃さない」くらいの構えが現実的です。
飯綱町には、ほかにも結婚支援の窓口として「ハピサポいいづな」があります。県の「NAGANO ai MATCH」というマッチングシステムもあります。近隣では信濃町の黒姫高原でもイベントが開かれていました。ひとつのイベントに賭けるより、複数の入口を同時に開けておくほうがいいのは、物件探しと同じです。
単身で移住される方から、たまに「とりあえず小さい家を買おうと思う」と言われることがあります。そのときに私がお伝えしているのは、数年後に世帯構成が変わる可能性を、ゼロで計算しないでくださいということです。
田舎の物件は、都市部より広い家が安く出ます。1人には広すぎると思っても、飯綱町の相場なら手が届くことが多い。逆に、狭さを理由に数年で買い替えると、その分の費用と手間が丸ごと余計にかかります。
もちろん、将来を当て込んで身の丈を超えた買い物をするのは違います。ただ、「今の自分にちょうどいい」だけで決めなくていいのが、この地域で家を買うことの数少ない利点だと思っています。
移住の相談で、この話を持ち出す人はほとんどいません。でも、聞かれれば私は答えます。町のことなら、こういう話も含めて知っているつもりです。
※日程・条件は変更されることがあります。詳細と最新の情報は、飯綱町社会福祉協議会(026-253-1001)にご確認ください。
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