2026.10.27
こんにちは。ツチクラ住建の土倉です。
私が普段案内する空き家はどれも所有者が遠方にいて管理ができなかったり、そもそも所有者がいない?(詳しくは案内の時に私に聞いてみてください)物件だったりするため、庭がジャングルになっていることがほとんどです。中にはキノコが生えていたり、蛇や蜂がいたりして時には命の危険があった時もあります・・・
古い家を買うと、家と一緒に「木」もついてきます。今日は、敷地の木を切るときに飯綱町で使える補助金の話です。
① 柿・クリなど実のなる木 → クマ誘引樹木の伐採補助(半額・上限5万円)
業者に頼んで根元から切る費用が対象。自分で切った場合は対象外です。
② 隣の家や道に被害を出しそうな木 → 支障木伐採補助(半額・上限10万円)
ただし令和8年度の受付はすでに終了しています。来年度に向けた準備の話になります。
③ どちらも、伐採の前に申請しないと対象外
先に切ってしまうと、1円も出ません。
長く人が住んでいなかった家では、庭木や屋敷林が手入れされないまま大きくなっていることがよくあります。困るのは、たとえばこんな場面です。
なお、電線にかかっている木は、自分で切ろうとしないでください。危険ですし、どこに頼むかの判断も必要です。まずは電力会社か業者さんに相談するのが安全です。

| 項目 | クマ誘引樹木 伐採事業費補助金 | 支障木伐採補助金 |
|---|---|---|
| 対象の木 | 町内のカキ・クリなど実のなる木。半径約200m以内に住宅がある、または日常的に使う道路の近く。営利目的で栽培していた果樹は除く | 第三者の財産に被害を及ぼす、または及ぼすおそれがある木(1施工あたり1ha未満) |
| 申請できる人 | 木の所有者・管理者(個人・法人・自治会など)。管理者は所有者の同意が必要 | 木のある土地の所有者・管理者(個人・法人など)。土地所有者が別なら承諾書が必要 |
| 対象の費用 | 業者への伐採委託料・運搬料・処分料(木を売った収入は差し引く)。自力伐採は対象外。根元から切ることが条件 | 支障木の処理に要した経費 |
| 補助額 | 1/2以内・上限5万円 | 1/2以内・上限10万円 |
| 申請のタイミング | 伐採の前。交付決定を受けてから着手 | 伐採の前。1世帯あたり年度1回 |
| 申請時の書類 | 申請書、見積書の写し、木の写真と位置図 | 申請書、見積書、位置図、施行前の写真 |
| 今年度の状況 | 町のページに受付終了の表示なし(2026年10月時点) | 令和8年度は受付終了 |
| 窓口 | 産業観光課 耕地林務係(第2庁舎)026-253-4765 | |
どちらも「予算の範囲内」の制度です。支障木の補助は、町のページに「申請者多数の場合は、受付期限前であっても締め切る場合があります」と書かれていて、実際に今年度はもう締め切られています。数字は正直です。来年度に使いたいなら、年度の早い時期に動くのが現実的です。
⚠️ 確認中です

隣の家に倒れそうな柿の木のように、両方の条件に当てはまる木の場合に、どちらの制度で申請するのか、併用できるのかは、要綱からは分かりませんでした。役場に確認中です。また、クマ誘引樹木の補助の今年度の予算残も確認中です。申請前に耕地林務係(026-253-4765)へお問い合わせください。
切った木は、乾かせば薪になります。飯綱町には薪ストーブ・ペレットストーブの購入費を1台10万円まで補助する制度があり、町のページには「使用する薪等は、町内で調達するよう努める」と書かれています。庭の木を薪にするのは、この考え方にも合っています。詳しくは薪ストーブ補助金の記事へ。
ただ、クマの補助は「木を売って得た収入」を対象経費から差し引くルールです。また、伐採した木を業者に処分してもらうか、自分で引き取るかで見積もりが変わることもあるので、見積もりの段階で業者さんと相談してください。クマの出没状況はクマの記事にまとめています。
1. 買う前に、建物と同じくらい木を見る。内覧では家の中ばかり見がちですが、庭に出て、屋根や電線にかかっている枝、傾いた木、柿やクリの木がないかを見てください。冬に枝が雪をかぶったらどうなるか、を想像するのがコツです。
2. 伐採費用は「総額」に入れる。大きな木を何本も切るとなると、それなりの費用になります。しかも、町の移住定住応援リフォーム補助金は「庭園(庭木)」を対象外としています。家を直す補助で木は切れません。物件価格だけでなく、木の処理まで含めた総額で考えてください。総額の考え方は100万円の空き家の記事で積み上げています。
3. 境界の木は、勝手に切らない。敷地の端にある木が、実は隣の土地に生えている、ということは田舎ではよくあります。境界がはっきりしないまま切ると、ご近所とのトラブルになりかねません。買う前に境界と木の持ち主を確認し、隣地にかかる木は必ず話し合ってからにしてください。
4. 買う前の木は、売主さんのもの。補助金を申請できるのは木の所有者や管理者です。引き渡し前に切ってもらうのか、買ってから自分で申請するのか、契約の段階で決めておくと後でもめません。
この記事のまとめ
家の周りの木は、手をかければ景色になり、薪になります。放っておけば、雪と倒木とクマの心配の種になります。どちらにするかは、住む人次第です。
庭木のある物件、買う前に一緒に見ます
物件探しの段階から、建物だけでなく木や境界も含めて確認します。使える補助金の整理もお手伝いします。ご相談は無料です。土倉進太郎がまずはお話を伺います。
※制度の内容は2026年10月時点の飯綱町公式サイト「ツキノワグマ誘引樹木伐採事業費補助金について」「飯綱町支障木伐採補助金制度」および飯綱町支障木伐採補助金交付要綱によります。内容・金額・要件は変更されることがあります。必ず役場(産業観光課 耕地林務係)にご確認ください。
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